臨床研究センター長挨拶

臨床研究センター長挨拶

私が、臨床研究センター長に就任して3年が経過しました。病院の幹部、スタッフらとともに、より高度の医療を目指しながらも、研究センターとしては臨床に役立つ研究成果を世の中に還元すべく日々、診療に、研究に勤しんでいます。

この6月、当院の臨床研究センター組織の改編とともに、新しいメンバーが加わりました。臨床研究センタースタッフは、それぞれの専門領域での研究を深めていただきながら、その一方で、研究を介して教育にも携わっていただきたい、具体的には、データ整理、学会発表、論文作成投稿などで、後輩たちが科学的かつ誠実な物事の考え方を習得できるように指導をしていただきたいと思っています。

私が臨床研究センター長に就任して以来、心掛けてきたこととは、病院職員全員の研究力アップです。当院の臨床研究センターのコンセプトは、(全員診療、全員リサーチ)としています。医師以外の職員、すなわち、看護師、薬剤師、検査技師、栄養士、事務職員などといった全ての職種の皆さんにも新たにリサーチに取り組んでいただきたいと考えています。

その対応として以前から院内でおこなっている臨床研究セミナーや臨床研究課題応募に加えて、リサーチよろず相談所なども新たに設置しました。このリサーチよろず相談所は看護師の皆さんに多く利用いただきました。私は今後の看護研究の進歩に大きな期待を持っています。

昨年度の院内の学会発表、論文業績をまとめた際に、病院職員全体のリサーチマインドがアップしていることを実感しました。特に放射線科部門では医師以外にも技師の皆さんの学会論文発表、研究成果の向上が顕著であったと思います。

この4月、新しい臨床研究の倫理指針が発表され、以前に比して臨床研究を計画、実施する上での条件が厳しくなりました。そのような中においても、我々は、現在病んでおられる方々の役にたつ臨床研究、後世の人々の役にたつ臨床研究、世界の人々に広く理解されるような臨床研究をおこなわなければなりません。

日々の診療をおこないながら研究をおこなうことが、病院での研究の基本です。夜中、時間単位での設定が必要な実験をおこなっていても、吐血の患者が運ばれてきたら、その日の実験データを全て捨てて内視鏡を持つ。研究に没頭できない環境下でも研究をおこなうことが、病院での臨床研究です。しかしながら、そこには、診療をおこないながら研究をおこなう者でしかわからない醍醐味、楽しみがあります。後輩たちに、その楽しさを伝えることが私の仕事と考えています。

 

     平成27年6月

長崎医療センター臨床研究センター長

八橋 弘


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