呼吸器外科

呼吸器外科

 「呼吸器外科」は病院によっては「胸部外科」とも呼びます。肺、縦隔(左右の肺と肺の間の部分のこと)、胸壁(肋骨や胸筋)、横隔膜の外科治療を担当し、最も多いのは肺がんです。肺がんは2012年に96例、2013年に89例を切除し、長崎県では長崎大学病院に次ぐ切除数です。他には転移性肺腫瘍、良性肺腫瘍、縦隔腫瘍、気胸、膿胸などを治療します。最近は低侵襲手術(患者さんへ影響が少ない手術)である胸腔鏡下手術(小開胸手術を含む)が主力となっており、2013年は157例中110例(70.1%)を切除しました。もちろん切除困難な進行肺がんや、合併症をかかえる患者さんの手術も積極的に行っており、総合病院にふさわしい最新で安全かつ確実な呼吸器外科診療を提供する所存です。

 部長は田川 努(昭和60年卒)で、2010年4月に長崎大学准教授から異動し、当院で行われていなかった胸腔鏡下手術を開始しました。長崎大学病院では呼吸器外科のチーフとして年間約250例の手術を指揮し、また長崎大学で初の「肺移植」を成功させました。

 もうひとりは持永浩史(平成14年卒)で、一般外科修練の後、長崎大学大学院で肺がん遺伝子の研究を行い、国内外の学会で高い評価を受けました。学位取得後は、諫早総合病院・大分県立病院にて呼吸器外科医として手術はもちろんさまざまな研鑽を積み重ね、すでに専門医を取得し活躍しています。

 すべての手術をこの2名で担当します。ともにいわゆるベテランで呼吸器外科専門医でもあり、手術の精度は高いと自負しています。


胸腔鏡下手術

  1. Tagawa T, Yamasaki N, Tsuchiya T, Miyazaki T, Morino S, Akamine S, Nagayasu T. Thoracoscopic versus transsternal resection for early stage thymoma: long-term outcomes. Surg Today. 2014 Jan 21. [Epub ahead of print]

肺移植

  1. Tagawa T, Yamasaki N, Tsuchiya T, Miyazaki T, Matsuki K, Tsuchihashi Y, Morimoto K, Nagayasu T. Living-donor lobar lung transplantation for pulmonary alveolar proteinosis in an adult: report of a case. Surg Today. 2011; 41:1142-4.
  2. Tagawa T, Yamasaki N, Tsuchiya T, Miyazaki T, Hara A, Amenomori M, Fujita H, Sakamoto N, Izumikawa K, Yamamoto Y, Kohno S, Hayashi T, Nagayasu T. Immediate single lobar retransplantation for primary graft dysfunction after living-donor lobar lung transplantation: Report of a case. Surg Today. 2011; 41:1447-9.

診療科特集

  (病院広報誌SENSAI より抜粋)


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